バンコク 旅行 航空券

ノックスクート (NokScoot) に乗ってみる

2019年12月9日

機体はボーイング777

ノックスクートB777
以前にもノックスクートの機体に関しては信頼を置いていると書きました。というのも整備の行き届いたシンガポール航空の払い下げ機体であるため、安心度は高いわけです。ただし、機内で映画を観たりなどのサービスはありません。乗り心地そのものはJALの関空発バンコク行きと大差ありません。

客室乗務員もいい感じ

ノックスクートCA
客室乗務員の接客態度も上々です。タイ航空の客室乗務員は、ときおりヤバイのが混ざっていて、客と平気で喧嘩するような大はずれにも当たることがありますが、ノックスクートでは(今回の搭乗に限っては)それを感じませんでした。黄色の制服が好きかどうかは個人の好みですが、私はいい印象を持っています。

ノックスクートの機内食はバラエティに富む

ノックスクート機内食
より取りみどりの機内食サービスですが、すべて有料です。コンプリートするほど搭乗できるかまだ分かりませんが、できる限り試していこうと思います。

機内食は並レベル

チキン・マッサマンカレー
今回、私が注文したのは「チキン・マッサマンカレー」です。予約さえしていれば、日本時刻の約朝10時頃に配膳されます。味は決して悪くないのですが、ライオンエアーのガーリックチキンライスの方が味は好みです。予約時のメニュー写真を見ると、豪華できちんとしたお皿に盛りつけて配膳されるのかもと期待しますが、実際はアルミホイルの皿にパックされて、そのまま温められたものが配膳されます。量も写真で見るよりは少なく、ニンジンの数こそ同じでしたが、肝心のチキンの量はこの写真の半分ぐらいです。700円ほど支払っていると思いますが、微妙な値段設定だと思います。ノックスクートは、各自持ち込みの飲食を一切認めていないようなので、お腹が減る人はメニューから適当に食事を注文するしかありません。ただ、味は悪くありませんが、くどいですが量は少なく感じました。
お酒に関しては、持ち込み不可はもちろん、機内販売も無いので注意してください。

ゾウ
お酒を免税店で購入して、機内で飲むという行為はどの航空会社もタブーになっています。

意外にも眠りやすい機内シート

ノックスクートB777シート
LCCですので、客室乗務員が入国管理カードを配るタイミングを見逃さなければ、後はひたすら眠るかkindleでも読んで到着までの時間を過ごすしかありません。入国管理カードは何度か受け取る機会がありますが、早めに受け取ってさっさと記入してしまうのが、後々の管理上楽になります。
私の場合は、食事も終え、後は眠るだけでしたが、座席をリクライニングしなくとも眠りやすかったように思います。

飛行機そのものが今回は大型(中型)機だったので、飛行はきわめて安定していました。途中何度も気流の乱れたところを通過しましたが、大きな揺れはありませんでした。このことも、眠り易さに関連していると思います。

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ノックスクートについて聞いてきた噂話

タイ人のトラベラーが言っていたのは「よく搭乗時間が遅れる」というやつです。調べた限り、日本就航便に関しては大きな遅れはないようなのですが、他国の便に関しては大幅遅延もあるようです。今回の搭乗では全く遅れるどころか、時間ピッタリという感じで好印象でしたが、そのうち遅れ出す可能性もあります。LCCなので、多少の遅れは許容範囲と心得ていれば、実際のところあまり問題にならないと思います。また、タイ国内線のノックエアも時々遅れます。

ノックスクートはおすすめか?

私的には、おすすめかと聞かれれば、答えはイエスです。初めて搭乗しましたが、悪い感じはしませんでした。この価格でこの品質なら、間違いなく何度でも乗ると思います。問題をみつけるなら、比較的朝の時間の早い便しかないことがネックになるかもしれません。関空発は毎日就航していますが、午前8時50分発の便しかありません。搭乗手続きは6時50分が目安ですので、これまでに関空に到着しておく必要があります。夜行バスでやってくる方でも問題なく利用できる時間帯でもあります。電車で向かう人は、平日ならギリギリ、ラッシュアワーを避けることのできる時間帯です。しかし、空港行きの電車はその時間でも混雑しませんので、問題にはならないと思います。また、この時間帯だとラウンジ等も使えませんので、ラウンジでゆっくりするというようなプランは組めません。逆にバンコクには昼の2時前に到着するので、バンコクを楽しむには良い時間割ともいえます。
以上の細かいマイナス点はありますが、私としては本質的に気にするようなことは一つもありませんでした。低価格をキープしてくれる以上、再搭乗は確定しています。

ノックスクートとタイ・ライオンエアーノックスクートとタイ・ライオンエアーははどちらがおすすめか?

ノックスクートとタイ・ライオンエアーはどちらもLCCで、競合関係にあります。どちらかというと、ライオンエアーの方に割安感がありますが、旅行日程などによっては割高になるここともあるはずです。関空就航便の場合、どちらもよく似た価格ですので、搭乗時間帯と価格で決めて問題なさそうです。客室乗務員に関しては、ノックスクートの方が少し好印象ですが、甲乙つけるレベルの差はありません。機体は、今のところノックスクートの方が安定感はありますが、ライオンエアーの方は映画を楽しむようなサービスが使えることを考えると、甲乙付けがたいという感じです。一応、ライオンエアーはかつて事故を起こしたことが災いして、安全面の印象はよくありません。ただし、実際に乗ってみると、安全面に注意を払っていることは十分うかがえます。

関空発の両者の便を比べてみた印象
安全面 ノックスクートのほうが〇
価格面 ライオンエアー
乗務員 ノックスクートのほうが〇
手荷物 ライオンエアー
預け入れ荷物 ノックスクートのほうが〇
機内食 ライオンエアー
機内サービス 大差なし
座席 わずかにノックスクートのほうが〇

個人の偏見が多く含まれている印象にすぎませんが、無理矢理まとめるとライオンエアーの方が少々貧乏くさいかもしれません。1kg単位で預け入れ荷物の枠を購入できたり、料金調整が行いやすい感じがあります。
ノックスクートに関しては、割増料金さえ支払えば一人80kgまでの預け入れ荷物が可能です。日本で何か買い物して、持って行く、プレゼントするというような使い方をするなら、他のLCCとはまた違った利用ができます。ただし、80kgも荷物を持ち込むと、税関検査の時に時間がかかりそうですね。

ゾウ
入国時に、何か申告するものがありますかという預け入れ荷物検査ですが、バックパッカーのようなトラベラー以外で、大きな荷物を持っている方は、大方検査機にかけられます。必要以上のたばこやお酒を持ち込んだりすることは、罰金・課税の対象になるのでやめましょう。

またLCCですので、往路と復路に違う航空会社を選ぶのも問題ありません。無理矢理評価しただけで、実際の差はあまりありません。搭乗時刻とそのときの価格がどちらを選ぶかの決定打になると思います。これが、半年後搭乗してみて同じ印象を持つのかどうか、またレポートします。

最後に、オマケ

LCCというのは、格安SIMみたいなもので、実際のところ利用者の欲求のツボは押さえているので、LCCだと困ると言うことは特にありません。出発が遅れるかもというおそれは常にありますが、システムがうまく回ると、どのLCCでも最近ではそれほど遅れないようです。就航している空港がイマイチかもという点はあるかもしれませんが、なれれば大した問題ではなくなります。時間面にキチキチである必要が前提である人以外は、価格を考えれば不満も出ないと思います。

https://www.nokscoot.com/jp/

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