バンコク 手続 旅行 航空券

[続]タイ・ライオン・エアーに乗ってみる(復路編)

2019年7月21日

搭乗ゲートが6番に変更されている


今年の5月時点では、ドンムアン空港の搭乗ゲート26番でした。7月時点では6番になっています。どちらがいいかといえば、大型便が到着できる26番の方が当たり感があります。

混み具合も、1~6番ゲートまで搭乗待ちの人がごちゃ混ぜの空間になりますので、圧迫感はあります。

ゲートからは簡易バスで移動

LCCにはお決まりですが、搭乗ゲートから飛行機までは簡易バスで移動します、混み合いますので、機内持ち込み荷物はかさばらない方が楽ですね。

[コストダウン]復路便(ドンムアン名古屋間)はボーイングの旧式

今年の春から、名古屋便が就航し、中部地方からも利用しやすくなったのですが、見込みの乗客が落ち着いてきたのか、(6)7月からはボーイング737-800の小さい機体に変更されています。ピークシーズンではないという理由も大きいのですが、ガラ空きでエアバス(A330-300型)を運航するのは無駄が多すぎるとの判断だと思います。ピークシーズンはままたエアバスに戻して欲しいと思いますが、もうすこし搭乗してみてチェックします。

タイ・ライオン・エアーで機内食が配膳されないというお決まりのトラブル

前回も経験していたのですが、5月の便について、公式サイトでチケットを購入し、同時に機内食も予約しているにもかかわらず、私には配膳されませんでした。ライオン・エアーの場合、原則として、一気に機内食をすべて配膳するのではなく、予約したメニューごとに順次行われます。例えば、カツカレーを予約した人に配膳完了してから、次のメニュー、同じクルーが例えばガーリックライスを配膳するなどするようです。今回はマカロニパスタを予約していたので、そのうち来るだろうと思ってましたが、待てど来ないのでクルーを呼んで尋ねてみました。

お客様の機内食はリストにありません

クルーがいきなり、放った言葉は「お客様の機内食はリストにありません」で、意味が分からなかったので「予約したパスタが機内メニューにないということですか」と聞いてみると「お客様は機内食を予約していません」とのことです。「あなたは予約などしていないので、有料機内食を食べる権利などありません」という意味です。
気の短い人ならキレるタイミングだと思いますが、東京~大阪間の新幹線より安く乗っていることを思えば、そんな気にもなりません。また、タイ人にキレる対応をするのは御法度です。要は「食事を予約した証拠もないのに、タダであげられません」みたいな言い分に対応すれば良いだけなので、普通にスマホに予約時のレシートを表示して、クルーに見せるだけです。それ以上のことは必要ありません
チーフのクルーがやってきて「すみませんでした。便がボーイングからエアバスに変わったので、食事リストの伝達がうまくいかなかったようです。」とラシイ言い訳をするのですが、もちろん便が変わったからではなく、予約システムがダメダメだからこのトラブルが生じているわけです。経験上便が変わろうが変わろまいが、予約は伝達されませんので「予約完了していることを示すレシート」をスマホに表示できる体制をとっておくことはとても重要です。機内ではWi-Fiが使えないのが普通ですので、事前にスクリーンショットしたメールを表示するか、もしくは予約完了時に送られてくるPDFファイルを表示して見せましょう。

7月には改善されています

5月の時点では、ドンムアン-名古屋間に確かにエアバスを使うことが多いようでしたが、7月はボーイング機になっていますので、もしかして上の言い分もあるのかもしれません。7月の搭乗では機内食が配膳されないというトラブルはありませんでしたので、機体変更によるものか、たんに企業努力によるものかはわかりませんが、改善はされていました。

[改善点]タイ・ライオン・エアー機内食の配膳は良くなった

5月の復路便は、エアバスの大型機ということもあり、乗客も多いので機内販売で、食事を注文する人が多いわけです(多くはLCCらしくカップラーメン)。乗客数をさばききれないのか、予約している機内食が配膳されないことがよくありました。今回の7月の復路便は、直前に予約状況をネットで確認すると予約欄に「NO MEAL」とありましたので、予約した証拠になる予約票を持って、今回もまた無視されて配膳されないなと覚悟していました。
ところが、今回は小さなボーイング機でしたので、クルーが顧客をしっかり把握しているのか、こちらから何も言わずに丁寧に配膳してくれました。東南アジアのエアラインは離職率も多く、顧客対応スキルが先輩から後輩へと受け継がれにくいという欠点がありますが、今回と前回の対応と比べてみると確実に改善されているので、私は悪い気はしませんでした。ただし、機体はボーイングの小型機に格下げされ、顧客にも日本人が増えたとはいえ、LCC感は漂っています。

ガーリック焼きめしとカラアゲは上々


タイ・ライオン・エアーの機内食をコンプリートするという目的のある筆者は、今回は「ガーリック焼きめしとカラアゲ」を予約しました。いわゆるニンニクチャーハンですので、少々匂うのですが、経験上タイではこの種のメニューはおいしいことが多いと思います。今回も、例に漏れず、500円ちょっとで食べられる機内食としては、上々です。量は少ないですが、味は良かった。お水はいつものミネラルウォーターが付いてくるので、ドンムアンからの復路便は、ケチらずに機内食を予約した方が快適だと思います。興味のある方は、チケット予約時に機内食も予約してみてください。

[それから1か月後の改善点]無料機内食はイマイチ


通常、離陸して1時間以内に配膳される、無料の機内食、というかおやつのサービスがあります。多くの乗客は、搭乗待ちの際にスナックやら、コーラやらで腹を満たしているので、食べるタイミングはもっと後の時間でも良さそうです。後から食べるつもりの人が多いのか、すぐに開封する人は少なめです。
アップルパイとカップ一杯分のお水が配膳されます。アップルパイは、バンコク市内で普通に売られているものより、かなり味が落ちますので多くの人には不満の味になると思います。日本のヤマザキの100円アップルパイの味にも及びません。ただ、マズイとまではいえません。おいしくはありませんが、十分に食べられる味です。

[改善点]入管申告書類は日本語版も配ってくれる

名古屋便就航当初は英語版の入館申告書類だけでしたが、最近は乗客が日本人の場合は、日本語版も配られるようになっています。大した問題ではありませんが、日本企業なら当たり前の気配りでも、東南アジアの企業はないがしろにすることがあるので、良くなったと思ってしまいます。

次のページへ >

おすすめ記事

-バンコク, 手続, 旅行, 航空券
-, , , , , ,