タイ語 語学学校

英語か日本語のどちらの授業を受けるべきか

2018年1月15日

タイ国内で、タイ語スクールに通う場合は、主に「日本語でタイ語を教えてくれる」授業と「英語でタイ語を教えてくれる」授業パターンの2通りがあります。その他の言語で教えてくれる授業もありますが、コストと内容に見合うとは思えないので、本稿では割愛します。

英語でタイ語を習うパターン

多くの日本人は、気軽に始められる「日本語」の方を選ぶのですが、それにこだわらなければ「英語」の授業を選ぶのもアリです。英語といっても、日本の中学生のレベル、たぶん中学二年生のレベルがそこそこあれば、不具合なくついて行けるレベルです。ただし、筆記力ではなくて中学二年生の「英語会話力」があるという前提です。例えば、講師が「○□▲×?」と言葉を発してきたときは「What?」「pardon?」程度の応答が瞬間的にできる必要はあります(普通はできますね)。ちょっと中学三年生レベルで「Please tell me again.」「Give it to me again.」「Tell me that again.」などと、ペーパーテストで書いても問題のない返答をする能力までは不要です(あるに越したことはありませんが)。

タイ語といえど初級レベルの単語は中学二年生程度、
ただし、固有名詞に代表されるお国独特の単語は覚えること

つまり、専門用語などは元から初級クラスでは出てきませんので、数字から年月日といった、生活必需ワードのみで、現在では(Google先生さえ活用すれば)辞書すら不要です。

英語で習う授業料のほうが割安

語学学校を比較してみましたが、授業の回数と時間を比較すれば、英語の授業の方が格安でした。日本語の授業は割高に感じます。タイでも、日本語を流暢に話せる人材は、英語を話せる人より高給取りのようです(というより、日本語を流暢に話す人は普通に英語も流暢に話しますので、当然に高給取りになるようです)。

タイ語講師の英語は聞き取れるか

タイ語講師の英語力ですが、語学学校のグレードにもよりけりですが、日本国内の中学校、高等学校の標準的英語教師よりもレベルは高いと思います。講師の発音から判断するに、英語圏への留学経験がある人が多いように思います(主にオーストラリア英語を使う講師が多いと感じました)。日本人の耳には聞き取りやすい英語を話す人が多いです。スラングや言い回しこそ講師のバックグラウンドに影響されますが、わざわざスラングを使う講師はいないと思うので、多少英語が苦手であっても、何とかなるように思います。

授業後のつきあいは淡泊

英語の授業に参加している方は、多くは外国人で、私の経験では、英米国人、カナダ人、中国人、ドイツ人、デンマーク人、フィリピン人、シンガポール人、インド系、そして日本人という感じで、判別できない国も含めれば出身国のバリエーション多彩です。

授業開始前は、「どう元気?」程度のことは話しますが、授業が終われば「またね」といってすぐにバラバラに解散します。それが専業主婦層でも当然ですので、授業後のつきあいまではチョットという方にはお勧めです。

キツネ
おしゃべりしてみた感じ、私の能力ではインド系の人が話す英語は何度も聞き直さなければ、意味がとれませんでしたが、それでも慣れれば何とかなります(相手が意地悪でなければ)。
アイスカフェラテを飲みながら講師に応答するシンガポール系の男性がいて、日本ではチンピラ学生以外にあり得ない態度ですが、どうやら普通の行為として通じるようです。彼はチンピラでもヤクザでもなく、普通のビジネスマンです。日本の学校にしか通ったことがない方は、この手の態度には戸惑うところだと思うので、偏見を持たずに馴染んでしまうのがコツです。ただし、同じことを日本で行うと、信用と信頼を失うどころか、人格的に問題ありとされますので注意です。
キリン

講師も授業中はフレンドリーに接してくれますが、授業が終わればまったくの淡泊な関係に戻ります。学習相談などを無料で受けつけてくれそうではなさそうです。

コンドル
授業後に不要にフレンドリーに接してくれる講師がいたら、何らの下心を疑った方が良いかもしれません。親日国ですが日本ではありませんので、日本人的な真心を期待するのは禁物です。

日本語でタイ語を習うパターン

日本語でタイ語を習う場合、講師は日本人かタイ人、もしくはそのハーフ、クォーターの人が多いと思うのですが、日本語が通じるというなんとも言えない安心感は他の何物にも代えがたいともいえます。
無料体験授業を受けてみた感じ、テキストも日本語、講師もそれなりにしっかりしているように思います。私が体験した講師は日本人講師でしたが、タイ語も英語も普通に使えて、ハイレベルの日本語でコミュニケーションできますので、安心感はありました。タイ人講師は数分程度の授業しか体験できませんでしたが、ネイティブの日本人からするとその操る日本語はイマイチな感じがしますが、十分に意思疎通できるレベルです。

授業後のつきあいはフレンドリー

日本語でタイ語を習う授業に参加する方は、主に日本人ですので、主婦層の受講者ならどれそれの日本人会サークルに参加することを薦められたりと、授業後のつきあいも出てくることがあります。これは好き嫌いの問題ですので、どちらの方がいいとかではありません。

まとめ

以下の条件をすべて満たす方は、英語の授業の方がお勧め

英語の授業が向くタイプ

  • 中学二年生程度の英会話力はある
  • クラスメイトと授業後のつきあいまでは不要
  • ついでに英語もトレーニングしよう
  • 学習料金を抑えたい

英語力も同時に鍛えたいと考えて、英語の授業に出るという方は、過剰な期待は禁物です。英語はあくまで補助的説明程度しか使いません、テキストのタイ語の対訳が英訳になっている程度ですので、英語の授業にはそもそもなりません。あくまでタイ語の授業です。

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