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タイ・バンコクから日本の Amazon プライム・ビデオを視聴するには?

2022年12月17日

バンコクから日本の Amazon プライム・ビデオを視聴するには?

本ページが役立ちそうな方は

  • タイもしくは外国在住である
  • 外国から(アクセス制限付の)日本の動画サイト(アマプラ)にアクセスしたい
  • 日本から(アクセス制限付の)タイの動画サイト(Neflix)にアクセスしたい
  • 外国から(アクセス制限付の)日本の通販サイトにアクセスしたい
  • 日本から(アクセス制限付の)海外の通販サイトにアクセスしたい
  • タイのフリー Wi-Fi から日本からのみアクセスできるサイトに繋げたい

私は日本で Amazon プライムに入っていて、プライム・ビデオ(アマプラ)をこれまで日本のプロキシサーバーを通して見ていたのですが、プロキシの調子がここのところ悪いので、別手段を考えることにしました。

考えると言っても、先人の足跡をたどるだけなのですが、やることは適切な VPN サービス を選んで日本の動画配信サイトに繋ぐだけです。高々動画を観るだけの利用ですので、利用料金は安いほうが助かります。セキュリティも重要ですが、動画視聴なので速度が重要です。

調べてわかったことですが、以下の2つは違う視点が必要です。

  1. タイから日本の動画サイト(アマプラ)を視聴する
  2. 日本からタイの動画サイト(タイ版 Netflix など)を視聴する

私の場合、タイでは Netflix(タイ版)を契約していて、それなりに視聴しています。タイにいたら日本のアマプラを視たいと思うくせに、日本に帰ればタイの Netflix が視たいなど、視たいものが変わります。タイに滞在することが多いので、タイから日本へのアクセスが最重要ポイントですが、その逆もおろそかにしたくありません。
以上をまず踏まえて、使える VPN サービスを選んで行きたいと思います。

動画閲覧制限の仕組み1

上の動画サイトなどは、接続してくる IP アドレスから、国内からのアクセスかそうでないかを判断しているので(現在圧倒的にこの方式が多いようです)、接続元(つまり自分のアドレス)を VPN サーバーのアドレスに見せかけるわけです。VPN の場合は図の暗号化されたトンネルの出入り口がどこでもドアの両面になっているイメージです。
ドアを開けたらそこは月面だったように、ユーザーがPCからアクセスするインターネットへのアクセスは、全て VPN サーバーからインターネットに繋がります。動画サイトからは VPN サーバーからアクセスしてきたことしかわかりません。

まず、「タイから日本の動画サイト(アマプラ)を視聴する」場合は、物理的に日本国内に位置するサーバー経由でアクセスします。
一方、「日本からタイの動画サイト(Netflixなど)を視聴する」場合は、物理的にタイ国内のサーバー経由でアクセスします。

上の1番目については、多くの VPN サービス会社がクリアしています。日本国内に1台ぐらいは VPN サーバーを置いている会社が大半だからです。ところが2番目については、タイ国内にサーバーを置いている会社というのはそれほど多くはありません。近くのシンガポールやマレーシアにはサーバーを置いていても、例えばマレーシアのサーバー経由でタイの「Disney+ hotstar」にアクセスしても視聴制限がかかります。
そのため、「日本からタイの動画サイトを視聴する」場合は、タイ国内に利用できる VPN サーバーがあるかどうかを確認しなくてはいけません。

登録ユーザーも多く、評判も良いものかつ、月額料金がワンコイン(500円)以内でサービスを受けることができる VPN を探しました。その中で、私のやりたいことができるかどうかを、メールで問い合わせ、その返信が早くて回答が適切であったVPNをピックアップすることにします。

ゾウ
月額料金がワンコインで間に合うのは、ピックアップした VPN サービスを2年間一括払いした場合に限るよ。毎月500円ずつ支払うという意味ではないので注意して!

MillenVPN(ミレンVPN)

名前がイケてる MillenVPN(ミレンVPN)、由来は関西人の同社の社長、伊丹氏が「海外から日本動画サイト、見れんわ~」から「ミレン」という感じに名前を決めたそうです。このダジャレたネーミングとは裏腹に、運営元のアズポケット株式会社はマジメな日本の会社です。ネットワーク・オタッキーな伊丹氏(大変失礼)が代表を務めるレンサバ mixhost を運営している会社でもあります。細かい技術的な話はさておき、マニアックな会社で、しかも本社は日本の大阪ですので、他の有名所のオフショアとは別格の信頼感があります。

気になる月額料金(月額換算料金)は、2年契約で月当たり360(税込396)円です。2年分支払う必要があるので、9,504 円(税込)です。

キツネ
日本の会社なので、日本語で問い合わせることができます。特に日本独自のストリーミングサービスについての対応も、日本にいる人ならではの理解があるので、回答も適切です。

独断と偏見でMillenVPN(ミレンVPN)を語る(雑談)

私の記憶が正しければ、過去にアズポケット株式会社とお会いしたことがあります。その時の印象としては、なんかキレイな女の子(秘書・受付)が対応していて、社長はバリバリのエンジニアあがり(デキるヤツ)という感じでした。私はといえばキレイな子の方ばかりに目が行っておりました。社長はネット絡みの違法行為や同社の対策などのお話をしていたような気がします、印象はとてもいいです。
ワニ

NordVPN(ノードVPN)

公式に「世界中でも安定的に優れたVPNサービスが提供できると言われるパナマの会社です」となっています。パナマを強調したいのか、「安定的に優れたVPNサービスが提供できる」を強調したいのか、文節の区切り方によって微妙に意味が違うのが痒いところです。でも、アマプラ(Amazon Prime video)をタイから見たい私にとっては、そんなこと大した問題ではありません。速くて切れずに繋がるかどうかの方に注目です。

NordVPN サーバーロケーション

端的に NordVPN の特徴を言ってしまえば、世界各国のサーバーの配置が絶妙で、世界各国の動画やニュースを日本から見漁るには使える VPN だと言うことです。

キツネ
コイツ、デキるヤツだせ!

気になる月額料金(月額換算料金)は、スタンダードプランを2年契約で月当たり480(税込528)円です。2年分支払う必要があるので、12,960円(税込14,256円)です。現在3か月無料になりますので、上の支払額で 27ヶ月分使えます。

独断と偏見でNordVPN(ノードVPN)を語る(雑談)

NordVPNは、北米と南米大陸のつながっているところ、パナマ運河の「パナマ」に本社があります。会社名は「nordvpn s.a.」となっていて、パナマの会社と言うことはわかりましたが、これって会社の登記をそこに置いているだけで、いわゆるオフショアですよね。パナマ本社にエンジニアが常時何千人待機していて、セキュリティサポートから製品開発まで、パナマを拠点にやっているということではないはずです。エンジニアの大半が欧州、米国に滞在していて、リモートで繋げてやっているはずだと思うよ。
ワニ
キツネ
パナマの会社だけあって、資金調達により nordvpn s.a. の評価額が約2,000億円(16億ドル)に到達しているらしく、租税回避目的感がで利用してる感じですね。少ない資金で地味に VPN 会社を作って社会的マイノリティの発言の自由を守るとか、キレイゴトでやってるわけではないと思います。ビルの一室とか、弁護士・会計事務所とかがパナマの本社になっていて、業務は会計と郵便、メールの受取・受信とかがメインなのではと妄想しています(もしくは全部本拠点に転送するだけとか)。つまり、いわゆる GAFA と同じような租税回避ってことなんでしょうね。
これは悪いことではなくて、会社の中身がよくわからないというのは、安全確保を重視するなら、それはそれでいいのかもしれません。べつに法律に反しているわけでもありません。でも、資金力が豊かでないとそんな事する意味はありません。この手の租税回避地に設立された会社には、マフィアの資金が投入されているとの噂がありますが、パナマ文書にも TefincomS.A.(nordvpn s.a.の前身)などは今のところ登場しておらず、親会社の NordSecurity も出てこないので、いまのところ、この会社はマフィア系とは無関係だろうと思います。単に世界中の、どちらかというとヨーロッパのお金持ちの資金が投入されているという感じでしょうか。堂々と会社がパナマにあることを公開しているのは、怪しい会社ではないというアピールですね。「パナマには通信ログ保存を強制する法律がないから本社があるのさ」というのはこじつけ感がありますので、それが本旨ならぜひ日本国内に本社を移転してほしいです(ただの私の妄言です)。
ワニ

NordVPN サポートされるデバイス

NordVPN はとにかく膨大な資金で運営されていますので、スマホやWindows や macOS だけでなく Linux にまでアプリで対応する余裕もあります。しかも、同業他社と比較して機能も充実しています。実際使ってみても速くて、安定していて、しかもアプリが使いやすいです。資金力のあるところは違うなという感じですね。

タイから日本の動画サイト(アマプラ)を視聴する

私の場合、タイのブロードバンドは True Internet のファイバー(True Gigatex PRO 999)回線を契約しています。タイの回線らしく、時おり通信が不安定になること(多いとき一週間に数回切断)があります。原因は回線のときもあれば、供給される Wi-Fi ルーターのときもあります。でも、高速で繋がります。True は日本の softbank 的な感じで、外国人には契約しやすいキャリアの一つです。

タイから日本MillenVPNNordVPN
Amazon
Netflix
Hulu
U-NEXT
Tver
Abema
FOD
dアニメストア
NHKオンデマンド
ディズニープラス
dTV
J:COMオンデマンド

ほぼほぼ、どちらの VPN も日本の動画配信サービスに繋がります。
比較した両社のサービスでは、速度的な優位・不利は感じず、配信が切れることもなく、ゴッドファーザー3もノンストップで4K視聴完了しました。

バンコクから日本 NordVPN の場合

ドコモ系の動画配信サービスは IP 制限が厳しいようですね。海外から日本にアクセスするケースですが、NordVPN からはdアニメストアの動画には制限がかかりました。FOD は選んだサーバーによってはダメな時もありましたが、大丈夫なこともあります。80台以上の日本国内のサーバーから選べるので、ブラックリスト化されていないサーバーを選べは大丈夫っぽいです。

ワニ
IP をブラックリストに入れるのは会社や当局とのイタチごっこなので、もし使いたいサービスが使えないなどの不具合があれば、カスタマーサービスに連絡しておきましょう。即対応はできなくても、新しいサーバー(IPの異なるもの)を用意してくれるかもしれません。

バンコクから日本 MillenVPN の場合

さすが日本の会社で、外国から日本の動画配信サービスにつなげるのは、ほぼ完全対応といった感じです。
大資本の NordVPN が叶わなかったdアニメストアにも対応しています。私の場合、dアニメそのものの優先度は高くないのですが、タイから視れるというだけで安心できます。

Netflix の視聴制限について

アマプラは比較的に日本国外から視聴しやすいのですが、Netflix については IP をブラックリスト化してくるペースが早いので、常に安定的に視聴し続けられるか微妙です。
NordVPNMillenVPN のどちらも 2022年12月現在安定的に視聴はできていますが、今後はカスタマーサポートの努力という感じです。つまり、接続ができなくなった旨を VPN サービ加害者に連絡すると、対策を始めてくれるということです。
現時点(過去半年の雑感)においては、タイから日本の Netflix を観るという目的に関しては、MillenVPN の方が、速度が安定しているという面でいいようにも感じます。

理由は推測ですが、NordVPN は世界的にユーザー数が多いので、Netflix が優先的に対策をかけてくる印象があります。MillenVPN はまだユーザー数としては国内規模ですので、優先して対策されないのかもなど考えています。根拠はあまりありません、
ワニ

日本からタイの動画サイト(Netflixなど)を視聴する

日本からタイMillenVPNNordVPN
Netflix◯(2023/12 現在)
ディズニープラス◯(2023/12 現在)

日本からタイ NordVPN の場合

NordVPN はタイ国内に 10台以上の VPN サーバーが設置されているので、タイ国内のサーバーを選べはタイ版の Netflix が視聴できます。ディズニープラスも視聴できます。タイ版の Netflix は日本語字幕などはありませんが、日本のアニメやドラマはそもそも音声が日本語なので字幕のお世話になることはまずありません。海外版の映画(英語版)はタイ語の字幕と音声を選べますが、英語で聞けばヒアリングの練習にもなっていいと思います。新作映画はタイの方がリリースが早いので、日本からタイにアクセスできて何よりです。

日本からタイ MillenVPN の場合

MillenVPN はタイ国内に VPN サーバーを設置していないので、タイの動画サービスへのアクセスは全滅です。タイ国内の移民局のウェブサイトにもアクセスできません。バンコッカーには使えないロケーション選びです。カスタマーサポートに連絡して、早くタイ国内にサーバーを用意するよう訴えかけましょう。

筆者を含め皆様の声が届いたのか、2023年12月現在はタイのサーバーに繋げることができるようになっています。まだ利用者が少ないのか、NordVPN よりも速度的に安定している感じを受けます。

家族一人ぐらいがタイ版 Netflix を日本国内で 4K 視聴するくらいでは安定度はビクともしません。NordVPN と比べても今のところ少し優位な感じがします。

独断と偏見でのベストチョイス

半年前の当サイトのベストチョイスは「NordVPN」でしたが、現在は「MillenVPN 」もそん色なくおすすめできます。

日本からタイの Netflix にアクセスする際に、NordVPN なら 10台ほどタイ国内のサーバーから選べるのに対し、MillenVPN だと東南アジアからはシンガポールとマレーシアぐらいしか選べないです。MillenVPN は 72以上のロケーションが売りなのに、タイ/バンコクのロケーションがありません。至急、対応すべきでしょう。タイは治安も安定していて、需要もあるはずなのに、ロケーションに含まれていないのは怠慢ですね。

2023年12月頃に気づきましたが、現在、MillenVPN はタイにもサーバーを持っています。
このため、タイへのアクセス、特にタイの移民局にアクセスしたり、タイで契約した Netflix に日本国内からアクセスする際も使えるようになっています。

でも、サッカーの試合を見たい人はトルコのロケーションがありません。アルゼンチンチリもありませんね。でも、NordVPN の方は現ロケーションに含まれています。

2023年12月に確認したところ、MillenVPN はアルゼンチンとチリにもサーバーを置いています(契約しています)ので、サッカーの生中継にも幅広く活用できるようになっています。

なお、NordVPN は同時接続は6台までMillenVPN10台まで繋げます。スマホとタブレット複数台、ラップトップPCに加えて Amazon Fire Stick まで含めれば6台ぐらいすぐに消費します。MillenVPN の10台までつなげることができるのは、家族連れでタイに滞在している人にはとてもいいかもしれません。MillenVPN は悪くないと思うのですが、というよりとてもいいと思うのですが、日本からタイのサービスが利用できないという点で、私としてはアウトです。(でも、MillenVPN 、思いの外速いので補助的に使います。安いのもありますけど。)

中国絡みのアクセスに関しては、現在 MillenVPN の方が強いので(NordVPN はまともに対応していません)、中国からアクセスすることがあるのであれば、MillenVPN を選んでおく方が有益です。

NordVPN のオマケとちょっとしたコツ

NordVPN 支払い方法

NordVPN の支払い方法は多彩ですが、「クレジットカード払い」の方が30日以内の解約で返金を受ける際には安心です。iTunes やプリペイドカードなどで支払ったときは、返金を受けられない可能性がありますので、たとえ高額なサービスではないとは言え、事前に要注意です。

NordVPN を契約すれば SmartDNS 機能が使えますが、現時点では米国以外の滞在者が、米国内の動画配信サービスに VPN なしで接続する機能です。別の会社のサービスになりますが、Smart DNS Proxy の米国アクセス限定版みたいな感じです。

NordVPN は一部の日本国内の動画配信サービスでは、動画視聴に制限がかかりましたが、今後おそらく日本国内のサーバーを増強して対応してくれるのではないかと期待しています。



(オマケ)次選

日本からタイの動画配信などにはアクセスしない、でもタイから日本のアマプラを含め、動画配信にいつもアクセスするという人なら、MillenVPN の方が動画配信サービスへのサポートが厚いのでおすすめです。速度も速いです。特に、アクセスできなくなったら日本語で問い合わせることができて、しかもまともな日本語で返信してくれる(翻訳ではない)ので、タイにいる人には落ち着くし安心します。
キツネ
パンダ
ニュース配信など、その時に見れなかったときは苦情したくなりますが、その内容をしっかり伝えられるのは MillenVPN の方ですね。日本企業を応援してやろうという人も、MillenVPN は一応検討に値するよ。



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