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「もう一つもらえる」からみるタイ語フォント表記

何からタイ語に興味をもつのが適当かといえば、もっとも身近なコンビニやスーパー、ショッピングセンターで見かける下のような表記でしょう。

もう一つもらえる


タイ国内で買い物をする際によくみるこの表記、何を意味しているかといえば「一つ買えばもう一つもらえる」という、いわゆる "Buy 1 Get 1 Free" の意味になります。タイ語表記を学んでいても、実際に手で書くタイ文字と目で見るフォントとの違いがわからなくて、どう読めばよいのか悩んでしまうことがあります。

タイでよく使われるデザインされた文字は、タイ文字のキモになる「丸」の部分が太点でデフォルメされることが多くなります。上の例では出っ張りで表現されています。そして、タイ人にとって当たり前なもの(とり間違えのないもの)はさらにシンプルにされ、太点も出っ張りもありません。この点は、日本語フォントの「はね」と「はらい」の違いと同じような感覚で、外国人のタイ語初心者には見分けづらいものです。外国人からみた日本語の「ン」と「ソ」の視覚的区別がわかりにくいのと似ています。ここでは、シンプルな "Buy 1 Get 1 Free" の表記からタイ語を見ていきたいと思います。

フォントを見比べる

上の表記をわかりやすい表記に直すと次のようになります。

数字の1の部分は、多少フォントが変わろうとも中とか判別できると思いますが、デザインによっては紛らわしいものもあります。この二つを見比べてわかるように、スーパーなどの広告やポップに使われているフォントは、学習者が習い始める表記と大きな違いがあります。

もうすこし馴染んでみる


上でオレンジの色をつけた部分は、タイのアルファベットで母音の表記です。この例では長母音の「ウ」になります。

上でグリーンの色をつけた部分は、タイ語のトーンマークです。日本語のひらがなにつける濁点みたいなものですが、どちらかというと音符的に捕らえたほうがわかりやすいものです。この例では音程を下げながら発音します。

パターンがあるので、判別が少々難しくてもベテラン学習者やネイティブならすらすら読めるのですが、初学者は文字の形からアルファベットのどれであるかは推測がつきますが、キモになる母音とトーンマークが判別し辛い過ぎるのが難点です。
逆にこの難点を自力で解消していけば、タイ語が読めるようになってきます。

応用例


最後に応用例として、上のようなポップを見ておきましょう。今回は馴染むのが目的ですので、深いことは考えずに意味だけです。取り上げた内容から推測できるように「2つ買えば1つタダであげます」という意味になります。スーパーの食品コーナーなどで良く見かけますので注意してみてください。タイ語が読めない外国人は、対商品を2つだけレジに持っていくことが多く、親切なレジの人は1つタダでつけることをタイ語で説明してくれることが多いように思います。

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