話題になっているPOCKETALK(ポケトーク)、タイ語学習にどれだけ有効なのかを見ていきたいと思います。ポケトークは気になっていたアイテムですが、英語の翻訳よりタイ語の翻訳にどれほど使えるのか情報がいまひとつでした。英語はともなく、タイ語の翻訳に使えるのでしたら、ぜひ積極的に導入したいガジェットです。
本ページが役立ちそうな方は
- 地道にタイ語を学びたい
- タイ人と会話してみたい
- タイに慣れ親しみたい
Google 翻訳と何が違う?
翻訳精度の優位性
翻訳アプリとして常にバージョンアップしている「Google 翻訳」が事実上の最強ツールだと錯覚していましたが、そうでもないようです。食事のメニューを写真に収めて、画像翻訳させてみると、ポケトークの方がわかりやすく訳されます。これは、現在のクラウドの状態ですので、Google が今後バージョンアップすれは、逆転してしまう可能性もあります。
余計な契約なしで世界中で繋がるクラウド
Google 翻訳も同じですが、ポケトークもネットでクラウドに繋がって翻訳され、その結果をポケトークが返しているだけです。つまり、ポケトークそのものは端末に過ぎず、ネットに繋がってこそ威力が発揮されるツールです。そこで、ポケトークはWi-Fiが使えない環境でも、携帯電話網の通信回線を使ってクラウドに繋がるようになっています。その二年分の世界中での通信費用が、本体の代金に含まれているのがポケトークです。
ここではタイでもつながるかどうかという点ですが、もちろん「繋がります」。新たにSIMを契約する必要もなく、Wi-Fiルーターを持ち歩く必要もなく、フリーWi-Fiスポットを探したりする必要はありません。
コンパクト化されて持ち運びやすい
最近のスマホは大型化され、性能アップもはなはだしいですが、アプリもバックグラウンドで動き回りすぎて、一つのアプリに集中しづらいのも事実です。翻訳中に電話がかかって来る人もいれば、ラインなどのSNSが入ってくる経験は誰でもあるはず。やはり、専用機の方が扱いやすく、スマホアプリの影響を受けない点はメリットです。
タイ語の学習には使えるのか?
英会話レッスンには使える
英会話の需要が多いのか、英会話レッスンのプログラムが搭載されています。具体的には、例えば入国審査のシーンを選ぶと、ポケトークが係官の役割をしてくれます。ポケトークに英語で話しかけて、入国に成功するかどうか英会話力を磨くというようなレッスンです。このレッスンは回答次第で、入国を断られたりと結論が異なるようになっているのが面白く、クラウド上のプログラムがバージョンアップすれば難易度も変わります。
タイ語のレッスンには使えるか?
上の英会話レッスンの、タイ語レッスンか版があるのかといえば、まだありません。今後追加されるのは中国語・スペイン語・フランス語・日本語・韓国語が予定されていますが、タイ語は未定(2019年12月現在)です。
それでも、タイ語のレッスンに使うには?
レッスンプログラムのような使い方はできませんが、自分の発音でタイ語が通じるのかどうかを確認することは可能です。タイ語でポケトークに話しかけ、正確な日本語になるかどうかをテストすることが可能です。タイ語の初級者にはありがたい機能で、このような使い方でも十分なレッスンになるように思います。
上の写真は、適当にコソコソと雑音の中で話してみましたが、一発で普通に翻訳できました。スピードは一秒かかっていませんの、実用的な速度です。次は実際のマーケットでテストします。
通貨換算機能は常に最新レート
現地の通貨にすぐ切り替えることができるので、通貨換算は入国初日から役に立ちます。ただし、タイバーツに慣れてしまうといちいち日本円に換算しなくても、金銭感覚は保てます。どちらかといえば、タイからマレーシアや、マカオに旅行するときは、タイバーツとマレーシア・リンギットとの換算レートが、携帯SIM契約なしですぐに出せるので、役に立ちそうです。
タイ人受けするにはドラえもん版がおすすめ
ポケトークそのものは、以前から知ってはいたのですが、デザインがダサくてあまり欲しいとまでは思いませんでした。今回発売されたポケトークSは、よくなりましたが、そのままだとむタイ人と仲良くなるツールとしては弱いと思います。若者はもちろん、シジイやハバアになってもお茶目心は大切で、割高なドラえもん版もチェックしておきましょう。
ほんやくコンニャク!?
ガジェットですが、コンニャクの色味や模様を忠実に再現されたほんやくコンニャクのケースは、実物はフニャフニャしていて、触っていて気持ちがいいです。ポケトークをタイ人に渡して、話してもらうと、まず「これ何?」という顔をされるシーンが思い浮かぶので、ウケを狙う人は、むもっておく価値ありだと思います。ただし、発売は2020年1月23日ですので、もう少し待つ必要があります。
1か月ほどまだ先になりますが、タイ国内で徹底的に使い込んでタイ語のパフォーマンスを検証していきたいと思います。