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バンコク、規制緩和直後のショッピングセンターはどんな感じ?

2020年5月18日

段階的に規制を緩和していく旨の発表があった後、多くの飲食店では限定的ながらも、店舗のテーブルに着席して食事ができるようになりました。また、比較的人が密集するショッピングセンター内の催し物的な場所も限定的に開放されています。5月17日の初日の雰囲気はどんな感じだったか、レポートします。

Mega Banga は大混雑

日本人的には、規制が緩和されたとしてもいきなりはしゃいだりすることはあまりいないと思いますが、初日がどんな感じなのか、バンコクの Mega Bangna に出向いてきました。Mega Bangna はバンコク中心部から少し離れた位置にあります(サイアムから電車とバスを利用して1時間ほど)。電車一本で到着できる場所ではないのが、面倒なところです。

BTS(鉄道)も運航時間が引き延ばされましたが、乗車制限があるのでスムーズに乗車できるわけではありません。バスもすし詰めに乗ることができないため、全員が簡単に乗れるわけでもなく、しっかり並んで次発のバス待ちする必要があります。
この情報はあらかじめ得ていたので、知人が車で誘ってくれなかったらまず Mega Banga に行くことはありませんでした。

Mega Banga に到着したら「適当に買い物して、できる限り人とふれ合わずに退散する」のが目的でしたが、混んでいて入館するまでに一苦労です。混んでいるのは、入場制限のためだけかと思いましたが、物理的に駐車場が満帆状態のようで、ホントに人が多いから混んでいるようです。
本館の入場には、警備員が体温を測り、備え付けの入出記録帳に自分で電話番号と名前を記載してから、入館できます。イメージとしては、規制直後の入国管理局のような感じです。

規制緩和当日の Mega Bangna

催し物などが時々行われるスペースで、Tシャツやスポーツシューズやらが売られていましたので、少し覗いてみたら、妙な列ができていました。今まであまり見たことなかった光景ですが、レジに大量の買い物客が殺到することを防ぐために、流れをコントロールしているようです。

規制緩和当日の Mega Bangna

試しに 600 バーツ()程度の3枚組のシャツを買おうと並んでみましたが、レジの担当は一人、あとは顧客の流れをコントロールする係というわけで、これは時間がかかりそうです。高々、シャツ3枚を買うために入場制限、レジの長者の列というのは萎えてしまいます。結局、30分ほど支払いに並ぶことになりました。

Mega Banga の混雑はフロー管理が原因

規制緩和当日の Mega Bangna


Mega Banga 自体はドデカいので、混んでいると感じないほど空間が空いているのですが、わざわざ列をなすように、人の流れをコントロールすると、混雑感がでてきます。実際、通路だけを移動する分には、昨年の平常時よりすいていると感じます。

広い通路には、人待ち用のソファや椅子がありますが、他人とは徹底して密着しないように、一人おきにしか座れないようになっています。また、各店舗には、別枠での入場制限が行われていてます。例えば、Apple 製品を扱う iStudio ではこれまた長者の列ができていました。店舗に入るまでに 30 分ほど待たなければならないと聞いて、即諦めました。入店しても、時間制限があるようで、じっくり納得するまで商品を吟味してから買うというようなことは、実質上できないようです。

ついでに、ホームセンターにも寄ってみる

Mega Banga には2時間ほど滞在して、すぐ立ち去ることにしました。もう少し落ち着くのを待って、次回はゆっくり買い物をしてみようと思います。バンコク中心部に向かうついでに、電源延長コードを購入し忘れたことに気づき、途中にあったホームセンター(タイ・ワッサドゥ)に立ち寄りました。

規制緩和当日の Thai Watsadu


案の定、入場制限があり、ホームセンターの広い店舗内にも限定的にしか客を入れることができないようです。

入場可能になるまで、入り口ゲートに備えられた椅子に座って待機することになります。

30分も待たされると気が萎えそうですが、実際のところ 10 分以内の待ち時間で済みました。

雑感

店舗に入るまでに、身体検査と名簿に記入と、かなり面倒な作業が必要なので、しばらくは自主的には来ないと思います。名簿記入は、感染者が出た場合、電話で連絡等を行い検査を促すという目的のようです。体温検査も、実質上は入場コントロールのために行っている要素が大きく、不要不急の入店を遠慮させるためということです。

やむを得ない措置なのはわかりきっていますが、これでは売り上げが下がるということが、知能の低い私でも実感しますので、おそらく大恐慌波のひどい経済指数が今後出てくることになります。

多くのタイ人従業者は、今回の事態に不平不満をこらえているように感じますが、この混雑ぶり、長者の列を見る限り心の中は裏腹です。現在のところ、タイはまだ安全ですが、規制緩和の状態次第では、予想しない惨事を招くこともあり得ます。

昨年、今年初めのように買い物ができるようになるまで、しばらく時間が必要なのは明らかでした。

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