文字通りですが、タイ保健省による検疫強化の発表がありました。
実質上の入国禁止が一層強化されたと思って良いでしょう。
タイ保健省が発表したことは、タイへの渡航者に対する検疫措置を強化するという内容です。
4月4日から6日まではタイ国に向けた航空機の飛行の禁止措置がタイ民間航空局から発表されているところですが、4月2日夜、タイ保健省は、タイへの渡航者に対する検疫措置の強化(政府が提供するホテルや軍の施設での検疫(隔離)等)を発表しました。現実には、タヒプにある指定の施設に隔離されます。
なお、4月4日にスワンナプーム空港で隔離検疫を拒否した乗客全員のリストが公開されています。主に外国から帰国したタイ人ですが、氏名や年齢、パスポート番号等が公開されてさらし者にされます。
日本を含むリスク地域等からの渡航者は、タイ政府等が指定する施設において14日間隔離されることになります。
日本人でノービザで30日のタイ旅行をしたくても、日本からの入国者は、指定する施設において14日間隔離されます。そして残りの16日分を旅行に当てるということが、理屈の上では可能ですが、もちろん現実的には何もできません(現在、タイでは至る所で移動制限があります)。
タイへの渡航者に対する検疫措置を強化する内容
以下、在タイ日本国大使館の翻訳を転載します。
アンダーラインは管理人が重要と感じた部分です。
タイ保健省からの発表の概要(抜粋)の日本語訳は以下のとおりです。
2.1 (日本を含めたリスク地域等からの渡航者に関して)渡航者は空港で政府職員及びサーモ・スキャンでのスクリーニングを受ける。熱がある場合には、ガイドラインに沿って対応される(注:検査の実施や医療施設への隔離など)
2.2 渡航者はAOTエアポートのアプリをダウンロードし、T8フォームに入力しなければならない。
2.3 タイに到着後は14日間、以下のとおり地域での検疫(隔離)(local quarantine)又は自宅での検疫(隔離)(home
quarantine)となる。
2.3.1 渡航者のhometownがバンコク又は周辺県の場合には、ホテル、軍の施設などの政府が提供する指定疾病管理区域で、検疫(隔離)(quarantine)される。
2.3.2 渡航者のhometownが上記以外の県の場合には、ケース・バイ・ケースで、地方当局が提供する指定疾病管理区域又は渡航者の宿泊施設で、検疫(隔離)(quarantine)される。
2.3.3 渡航者が自宅での検疫(隔離)を希望する場合には、空港職員の指示に応じて、新型コロナウイルスの陰性の検査結果を提示しなければならない。
2.4 渡航者はタイ政府が準備した車両で、上記の政府による検疫(隔離)場所まで移送される。
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